近年、シャオミが開発しデザインした「シャオミMIX」は確かに世間を驚かせた。更に翌年も「全画面スクリーンスマホ」が爆発した一年だと言える年であった。LGエレクトロニクス、サムスン、アップルは相次いて自社の新式「全画面スクリーンスマホ」を発表した。しかし、実は2014年時、シャープは既に「全画面スクリーン」の概念を利用し「AQUOS Crystal」という全画面スクリーンスマホを発表していた。
2017年8月8日には、シャープはまたしても異形処理技術を利用した最新式の全画面スクリーンスマホ「AQUOS S2」を公開した。
外装はシンプルなスタイルで、バッケージの上に「SHARP」のロゴと「AQUOS S2」というスマホモデル名が付いている。
横方向にスライドさせて開けるようなデザインを利用した外装箱の底部は赤色に染められ、非常に際立っている。
箱の中にスマホAQUOS S2本体、アダプタ、USBType-Cケーブル、USBType-C3.5mmイヤホンインターフェース変換用ケーブル、スマホバックカバー及び、取り扱い説明書等の付属品が同梱。
筆者が今回手に入れたのはQualcomm Technologies630プロセッサーを搭載した、容量4GB+64GBのブラック版AQUOS S2である。外観から見ればサイズはiPhone7より少し大きいくらい。
AQUOS S2も他のスマホと同じく、デュアルバックカメラのデザインを利用している。
枠は金属の材質を使用、中央に真っ直ぐのラインがみえる。
スクリーン正面頂部には、イヤホンジャック一つとインカメラ一つが設置されている。
画面が起動されていない状態では、正面のインカメラは巧妙にスクリーンの中に隠れている。
液晶ディスプレイ業界内20年の経験を積み重ねたシャープは今回、AQUOS S2にどのようなフリーフォームディスプレイを搭載し、それによりどのような体験を人々に与えられるであろうか?
AQUOS S2の画面を動かすと、まずはじめに衝撃的な視覚のインパクトが感じられた。
AQUOS S2が採用したこのTFT液晶ディスプレイ解像度は1080*2040(アスペクト比17:9)である。「フリーフォームディスプレイ」と表現した理由は、伝統的なアスペクト比16:9の規則化された長方形ディスプレイと違い、インカメラ部分と上側2ヶ所の角が切り落とされた特別な形状をしているからである。今までこのような精巧な加工技術を成熟させたのはシャープしかないであろう。
自動搭載したアプリケーションの表示画面は、ディスプレイの大きさに合わせて全て調整したが、調整済みだと言ってもただインカメラ両側部分の色を操作画面の色と一致させただけである。アプリケーションを起動した表示画面のアスペクト比は依然として16:9である。もし全ての表示画面を調整するとなると膨大な時間と労力がかかるであろう。
画面のサイズが4.9インチのiPhoneと比べれば、確かに5.2インチのシャープAQUOS S2の方が上回っている。しかもTFT液晶ディスプレイが与えた優れた視覚効果も実に抜群である。
シャープAQUOS S2も他機種のスマホと同じく1200W&800Wのデュアルカメラを搭載している。しかもサイズ1.4μmの単一感光素子を備えたメインカメラが、デュアルコア・フォーカス機能を使用することが可能である。更に、写真撮影時にもまた様々なPS機能を使用できる。
上のサンプルはシャープAQUOS S2で撮った写真である。
下のサンプルはiPhone7Plusで撮った写真である
シャープAQUOS S2が搭載したOSはSmileUXシステムである。
特に中国市場に合わせてSmileUXシステムを色々と調整したようである。
バーチャルボタンをキャンセルすることができる。
SmileUXシステムに元々セッティングされた管理ソフトウェアが搭載されているので、サードパーティー・管理ソフトウェアをダウンロードしなくでも大丈夫である。
ゲームをよりスムーズに実行し、操作性を向上させるパフォーマンスモードや高品質なサウンドや映像を楽しめるエンターテインメントも搭載している。
シャープAQUOS S2はQualcomm Technologies630&660プロセッサーを搭載している。
今回手に入れたのはQualcomm Technologies630プロセッサーのAQUOS S2である。
Qualcomm Technologies630、Qualcomm Technologies660、Qualcomm Technologies835のプロセッサーを共に比較してみた。
五年前、シャープは中国市場から撤退しようと宣言したが、五年後の2017年8月8日、シャープは中国市場でAQUOS S2を発売し始めた。
シャープAQUOS S2は中国市場で初公開され、発売されたのが「フリーフォーム全画面スクリーンスマホ」である。
今年は全画面スクリーンスマホが爆発する一年の予感。今後もどのような全画面スクリーンスマホが誕生するであろうか。また、このシャープAQUOS S2は中国市場でどのような活躍が期待されるだろうか?皆様とともに見守るとしよう。
当文書はGeekbarの許可を得て弊社が翻訳したものです。許可を得ずに画像および文書の転載などは禁止です。
出所:GeekBar.cc
翻訳者:Amemoba メディア運営チーム