Huaweiは4月11日の午後に新しいカメラ「P30 Pro」を発表しました。全世界のトップ500強に入るレビュー企業として、「愛搞機」は当然、当日に機器を入手し、数日使用しました。そして、詳細な画像付きレビューをする時であると感じたので、Huaweiの新しいカメラであるP30 Proについて語りたいと思います。
SoC:Kirin 980
内蔵メモリ:8GB LPDDR4x
ストレージ:128GBUFS2.1
撮影:Leica4カメラ、5倍光学ズーム、10倍光学デジタル融合ズーム
電池:4200mAh大容量
充電:40Wスーパー急速充電
販売価格:5488元(約9万円)、5988元(約10万円)、6788元(約11万円)
元箱は白をベースとして、金色のフォントに、下方にお馴染みのコーラマークがあります。包装全体のデザインは比較的にシンプルです。正面に型番、ロゴ、QUAD CAMERAだけがあり、他のセールスポイントは記されておらず、Huaweiが自分の新しいフラグシップ機に対して自信満々であることがうかがえます。
箱の付属品はとてもすばらしいです。従来の充電アダプター、線、シリコンカバーだけでなく、Type-Cから3.5mm線への変換アダプター、Type-Cのイヤホンがあります。P30 ProはMate 20 Proのスーパー急速充電技術を継続しました。付属しているのは40W SCPの快速充電アダプターであり、5V/2A、9V/2A、または10V/4Aの出力に対応しています。充電の線はオリジナルであり、接続口は紫色です。Huaweiがカメラの標準装備にイヤホンを入れるなんて、すばらしいです!
外観において、まず背面から見たいと思います。最大の変化は4つのカメラを使ったことです。上から、超広角、メインカメラ、超望遠、メインカメラの右側はToFであり、望遠カメラはメインカメラから比較的に遠くに設置されており、さらにカメラモジュールがスマホの枠から少し離れているので、見た目は少し不格好です。
正面で最大の変化は、現在最も流行している水滴(Dewdrop)ディスプレイと曲面パネルです。フロントスピーカーの替わりに、電磁浮遊ディスプレイ音響技術(Acoustic Display Technology)を使っているので、ステレオスピーカはなくなりました。ディスプレイ指紋センサーの位置が下の方になったので、アンロックが少し不便になった感じがします。Huaweiはカメラに対して生体認証を装備しました。すばらしいです!
頂部にはノイズキャンセルマイクと赤外線センサーがあり、底部は……なんとSIMカードスロットが一つありました。この時に理解したのが、これはカメラではなく、電話ができるカメラであるということです。すごい! Huaweiは上下の端を平らにしていて、見た目は調和が取れている感じがしません。手に握った感触はMate 20 Proみたいに心地良くはありませんでした。
外観の善し悪しに関わらず、この機種の品質はなかなかのものであり、触れてみると、ハイエンド機の感触が出て来ます。
6.47インチOLED(有機EL)曲面パネル、解像度2340×1080、今回のProが使っているのはサムスンのディスプレイではなく、LGとBOEの混合です。わたしが持っているのは、LGでしょう。テストしてみて、ディスプレイの数値は一般的であり、画面の色は二つ選べることができ、二つともカラー性能があまり良くありませんでした。
CPU
GPU
内蔵メモリ
フラッシュメモリ
EMUI9.1の恩恵において、オフスクリーンのGPUテストスコアは、Kirin 980を搭載しているMate 20 Proと同等にトップをリードしています。多分GPUのドライバーのバージョンと関係があると思います。新しいEROFSのファイルシステムを採用しているので、ランダム書き込み性能は伝統のEXT4より速いです。
去年にHuawei P20 ProがDxOのリストを更新して以来、他のスマホによって超えられたことはなく、P30 Proが発表されてから、このリストの最高スコアが更新されました。
メインカメラ:IMX650、Quad Bayer配列を使用、4 in 1出力1000万画素、f/1.6絞り、センサーサイズ1/1.7”、27mm同等。
望遠:IMX520、800万画素、潜望鏡構造、
5倍光学ズーム。
超広角:IMX350、2000万画素、センサーサイズ1/2.78”、相当焦点距離16mm。
ToF: IMX316、被写界深度情報を取得する
サンプル写真を比較する前に、まずメインカメラIMX650について少しお話しします。IMX650は、型番から見れば、IMX600のアップグレードです。同じようにQuad Bayer配列を使用し、4 in 1で1000万画素の写真を出力します。
主な違いはIMX600が使用しているのは、「RGGB」画素配列方式であり、「赤、緑、緑、青」です。また、IMX650は黄色の画素を使ってすべての緑色の画素を置き換えており、「RYYB」画素配列で、「赤、黄、黄、青」です。メーカーは光の量が40%上昇したことを言明しています。
P30 ProとMate 20 Proを使用して、それぞれ撮影プロモードを開き、シャッターを1/100sと100 ISOに固定し、他はデフォルトにしたら、画面の明るさの明確な違いを見ることが出来ます。また、左上にある柱状グラフから、P30 Proは確かにMate 20 Proより明るいことが分かります。
まず一組の緑色植物のサンプルを見てみましょう。P30 Proの本底と大口径の優勢が発揮され、P30 Pro被写界深度は最も浅いです。
P30 Pro焦点内から焦点外はとても自然であり、階調が明確であり、花びらの輪郭がはっきりし、花しべはクリアであることが分かります。
Mate 20 Proと比較して許容差が引き上げられました。
拡大して細部を見るとき、解析力において、P30 ProはMate 20 Proと比べて明らかに上昇し、アップルとサムスンの1200万画素と対等です。
一組の遠い高層ビルのサンプルを見てみましょう。P30 Proの画面にホワイトバランスが赤に偏っている状況が現れました。
さらに二組の室内サンプルを見てみましょう。P30 Proのものは画面にホワイトバランスが赤に偏っている状況が出てきました。これは、Huaweiが初めて「RYYB」画素配列を採用したことと関係があると推測されます。Huaweiはまだ新しいCMOSを完全に制御出来ていない感じがします。
夜景のサンプルにくるとき、大体Mate 20 Proの風格を継続しています。
左側の画像の拡大ですが、P30 Proは「RYYB」画素配列を使用しているので、CMOSの光の量が40%増加し、光学手ぶれ防止もついています。P30 Proはさらに早いシャッターと低いISOで同様の画面の明るさを実現することができます。それと同時に画面の純度と解析力を兼ね備えているので、画面の細部において、他の機器を遙かに凌駕しています。
スーパー夜景を開いています。依然として同じ処方です。暗い部分の明るさを引き上げ、明るい細部を抑えています。
画面の純度と解析力はさらアップしています。
最後に暗い色の油絵のサンプルを一組見てみましょう。依然としてすばらしいパフォーマンスをしています。iPhoneとサムスンは両方とも画面に雑色が現れており、Mate 20 Proの細部はぼやけており、P30 Proだけがうまく撮れています。そこで最もすばらしい画面の細部と最高の画面の純度を提供しています。
CMOSを垂直90°に置き、プリズム反射の原理を利用して、潜望鏡構造を実現しました。それから、限られた機器の中で5倍光学ズーム、10倍光学デジタル融合ズーム、50倍デジタルズームを実現させました。
ズームの倍数が大きければ大きいほど、ますます遠くの場所を撮ることができることをわたしたちは知っています。P30 Proのメインカメラの相当焦点距離(EFL)は27mmであり、標準的な広角レンズです。サブカメラの焦点距離は135mmであり、メインカメラの5倍です。市場にある望遠サブカメラは基本的に約50mmであることを知っていただきたいと思います。
これから直接サンプルから比較しようと思います。
まず2倍ズームでのサンプルを見ます。P30 Proの5倍以下のズームでは、すべてメインカメラから切り取って、サブカメラから補助する方式を取っているので、解析力において優勢ではありません。基本的にアップル・サムスンの2倍光学ズームと同等です。
さらに10倍ズームを見てみましょう。P30 Pro 5xは真の光学ズームであり、5xから10xはすべてメインカメラとサブカメラの合成画像を利用しています。
広告の垂れ幕を拡大したら、P30 Proだけ完全にはっきりと「違章作業很任性,害人害己害家庭」という文字を見ることができます。Mate 20 Proは大体の輪郭を見ることが出来ますが、アップルとサムスンは、「出来ません、やめます、崩壊しました」と言うでしょう。
もはや、カメラ業界の重鎮によって手ほどきを受ける必要があるようです。わたしたちはインテルから彼らのベテランプラグシップ5D3を持ってきました。これから5D3に24-105を付けて、P30 Proの変態的クラスのズームを抑えることができるかどうか見てみます。
5D3を最大の105mmまで拡大することは、P30 Proの3.8倍ズームに相当します。そこでP30 Proはまだ5D3に劣っていることが見られます。5D3の文字の枠と建築ラインの方がさらにシャープで自然であり、細部においてもさらに多く見えます。Huaweiのスマホカメラはまだ伝統的な一眼レフカメラ(マニュアルレンズ)
まとめとして、P30 Proは一年に一回、記録を更新する方法を維持してきました。メインカメラは最新の「RYYB」画素配列方式を採用し、光の量が大幅に上昇し、さらにOIS光学手ぶれ防止機能が加わったことによって、暗い状況の下で、シャッター時間を延長することができ、ISOを低くして、画面の明るさと純度を保つことができました。また、強力なスーパー夜景モードがあります。
しかしながら、「RYYB」の欠点は画面の色彩調整が以前と比べて難しくなり、ホワイトバランスがずれる状況が頻繁に発生することです。もし、Huaweiがこの難点を克服するなら、P30 Proの撮影はさらに一段階引き上げられるでしょう。望遠レンズも初めて潜望式構造を使用して、5倍光学ズーム、10倍光学デジタル融合ズーム、50倍デジタルズームに到達することができました。「愛搞機」の専門的なテストを通して、P30 Proの望遠パフォーマンスは現在買うことができるスマホの中でベストであり、他のものでそれに並ぶものはありません。
P30 Proは4200mAhの巨大電池を採用しました。「愛搞機」の恒例である2時間にわたる持続時間のテストを通して、その結果は以下のようになりました:
2時間の専門的な持続時間のテストを経過して、電池残量は86%でした。持続時間のパフォーマンスは同じ4200mAhの大容量電池を搭載しているMate 20 Proより優れています。これはP30 Proが使っているディスプレイと大きく関係しています。P30 Proのディスプレイの解像度は2340 x 1080、すなわち1080pだけのディスプレイであり、節電しているので自然に持続時間が良くなりました。
P30 Proの充電はMate 20 ProにあるSCP協議を使用した40Wスーパー急速充電です。実測において、有線の最高効率は35.7Wであり、充電する最初の5分間は最高35W効率を維持し、5分後に25Wまで落ち、しばらくすると21Wにまで落ちました。
30分の充電で73%、完全充電は55分間です。このスコアは相当優れており、充電消費電力の持続も相当優れており、トリクル時間も10分として、充電の水準は国産でトップに入っています。
テストを通して、P30 ProはPD急速充電に対応し、9V/2Aの充電器で、実測の最高効率はわずか12Wであり、メーカーの充電器より遅いので、PD急速充電を使うことをおすすめしません。
Huawei P30 Pro は電話ができるすばらしいカメラです。撮影以外にネットでゲームができ、一つで多用することができますが、最高だとはいえません。自社のフラグシップのMate 20 Proと比べてそれぞれ優れている点がありますが、今のMate 20 Pro UD版は5499元まで下がりました。2台とも十分に競争力のあるスマホですが、何を買うかは人それぞれです。
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出所:愛搞機
翻訳者:Amemoba メディア運営チーム