この二年において、携帯の商品は、ハード面での革新はほとんどこの二つのキーワードと関係があります。一つは撮影であり、もう一つは画面占有率です。
さらに高い画面占有率を求めるために、アップルを含むほとんどすべての携帯の会社は努力して新しい試みを行なっています。Xiaomi MI Xの三3辺狭額縁からiPhone Xのノッチ画面、それから多くのアンドロイドのスマホは「水滴画面」、「真珠画面」、「富士額」を採用し……毎回ディスプレイの形の変化は「フルスクリーン」に向かってさらに一歩進んでします。
しかし、明らかにフロントカメラにスペースを残せざるを得ないので、この事柄を解決するために、人々の理想的なフルスクリーンに到達するまでまだ一定の距離があります。そして現実的な状況として、フロントカメラは、今の自撮り時代にとって重要すぎるものであり、取り除くことは不可能です。ですから、vivo NEX、OPPO Find X、Xiaomi MIX 3のやり方は、今最も合理的であるような感じがします。
本質的に、vivo NEXであれ、OPPO Find Xであれ、あるいはXiaomi MIX 3であれ、フロントカメラに対する取り扱いは、みな物理的な新しい構造を増やすことを通して、フロントボードのスペースを占有しないようにして、より理想的な画面占有率に到達しようとしています。しかし、Nubia Xは上記のような製品の考え方ではなく、全く新しい製品の道筋を選びました。
vivo NEX、OPPO Find X、Xiaomi MIX 3と同じように、Nubia Xの最大の注目点は、超高い画面占有率にあります。93.6%という数字は今までNubiaのすべてのスマホ製品の中で最高のものであり、現在液晶画面を採用しているスマホ製品の中でも最高のものです。
今回と前世代の製品の異なる点は、Nubia Xがフローティングスクリーンのデザインを採用せずに、内蔵式を選びました。言い換えれば、両サイドのベゼルの幅はあなたが見たものと一致しており、視覚効果によって「ベゼルレス」に到達したのではありません。
同じように液晶画面を採用しているiPhone XRと比べて見ると、Nubia Xの画面の両端のベゼルの幅がより狭いことが明らかです。同時にフロントカメラを取り除いたので、全体から上部の縁を見るとき、やはりiPhone XRより心地良く感じます。
ディスプレイの規格の数値上、Nubia Xの画面の寸法は、6.26インチであり、比率は19:9です。解像度は2280×1080、403ppiであり、カラフルと自然の二つのモードを提供します。デフォルトでは、全体的にそのカラーは冷黒調ですが、自分の好みにしたがってマニュアルで画面のカラーを調整することができます。
昇降デザインにしても、スライドデザインにしても、その最終目的は、フロントカメラのスペースを移動させて、さらに高い画面占有率を獲得することにあります。しかし、Nubiaの考え方は、上記の挙げられた方法とは、本質的に異なります。Nubia Xは直接フロントカメラを「カット」してバックカメラでその機能を置き換えています。
これがもたらした問題は、多くの人が画面の見えない状況で、自撮りの操作ができないとうことです。一歩引いて申し上げますが、たとえ無理して撮ったとしても、その出来映えは保証できません。この問題を解決するために、Nubia Xの方法は、機体のバックパネルに新しく画面を搭載して、「写真のファインダー」として使います。
実は、ダブルスクリーンスマホはNubia Xの前に何回か出しており、典型的なのがYota Phone(Meizu Pro7も一つとしてカウントできる)です。しかし、ダブルスクリーンとして、両者には幾つかの区別があります。Nubia XはYotaPhoneのようにインクスクリーンを採用しておらず、OLED(有機EL)スクリーンを選びました。
規格数値において、そのスクリーンは5.1インチ、比率は19:9、解像度は1520×720、COBパッケージとTFE軟性接合技術を採用しています。特別なのは、Nubia Xのサブスクリーンはアンチブルーライトチップのガラスを採用して、ブルーライトを防いでいます。同時に、目を保護するアプリを内蔵しており、あなたの使用習慣にしたがって目を保護する健康指数と提言を与えます。
本体の裏側にディスプレイを増やした後、使用中にどのようにして便利に画面を切り替えるかは、解決すべき問題です。前のYOTA3の解決方法は、電源ボタンを一回押して使用している画面をロック/解除してもう一つの画面に跳びます。両面対応の操作を行なうときは、電源ボタンを二回押す必要があります。
正直な話、このような方法は可能ですが、理想的ではありません。操作してみて、多少は面倒です。画面を切り替えることにおいてNubia Xは二種類の方法を提供しています。一つはデスクトップのフローティングボタンで切り替えをすることであり、もう一つは指紋で画面を切り替えます。
デスクトップのフローティングボタンと異なるのは、その指紋認証での画面切り替えは、二つの指を同時に押すことによって行ないます。ですから、Nubia Xは機体の左右対称の位置に二つの指紋認証器をつけました(オフィシャルによれば、これが今現在最も幅の狭い指紋モジュールであるそうです)。
機能において、画面切り替えを行なうときに、二つの指紋認証器が同時に作動すること以外に、他の使用場面の機能は全く同じであり、ロック解除や支払などの操作を行なうことができます。しかし、指紋認証器が側面にあるので、指紋登録をするときに、常にスマホを持つ指を避けることを提言します。そうでないと間違ってロックを解除してしまうことがあります。
当然Nubia Xのサブディスプレイは有機ELを採用しているので、その機能はメインディスプレイと同じです。好みによって、直接このサブ画面でスマホを操作しても何の問題もありません。
また、そのサブ画面も情報表示に対応しているので、それによって便利に日付、電池残量などを含むよく使われている情報を得ることができます。
サブ画面について、今回のNubia Xはゲームプレイヤーたちに喜ばれる機能をもたらしました。異なるゲームに対して、L1/R1のボタンを設定することができ、シングル、デュアルボタンの二種類のモードに対応し、コントロールボードから、具体的な機能をユーザー定義することができます。「PlayerUnknown’s Battlegrounds」のゲーム体験から使用してみて、とても便利でした。
Nubia Xのバックカメラは1600万画素+2400万画素のカメラであり、メインレンズはSony IMX519センサー(OPPO R15と同じ)を採用しており、サイズは1/2.534インチであり、F1.8大口径レンズと1.22umピクセルサイズ、前世代と比べて、光量が多くなっただけでなく、キャプチャー成功率もさらに良くなっています。
ソフト面において、Nubia XはAI肖像モード2.0に対応し、スマートに人の顔の輪郭を識別して、3Dスマート顔やせ、皮膚の色の改善、皮膚の色を明るくする機能などを実現することができます。同時に今回はAIカメラ機能をもたらして、異なる情景にしたがって、彩度、シャープネス、縁の強調、露出補正、局部の明るさ調整、スマートノイズ軽減、スマートHDR、ホワイトバランスなどを自動的に向上させることができます。
以下は実際に撮影したサンプルです。
また、前のZ18と同じように、Nubia Xも芸術カメラ機能を加え、火、時間遅延、雲、海などを含む多くのフィルターを提供します。以下は実際に撮影したサンプルです。
フラグシップ製品として、Nubia Xは期待通りにSnapdragon 845のプラットフォームを搭載し、同時にRAMの規格を6GBからに引き上げ(最高は8GB RAMを選ぶことが可能)、機体の保存において、64GB、128GB、256GBの三種類から選ぶことができます。
持続時間において、Nubia Xの電池容量は3800mAh(前のZ18の電池容量より350mAh多い)であり、NeoCharge急速充電技術に対応し、最高9V 2Aの充電出力を実現することができます。そのデュアル画面は同時に作動していないので、サブ画面が増えたから持続時間に大きな負担がかかるという心配はありません。
また、握った感覚として、機種のサイズは154.1×73.3×8.4mmです。背部に一枚ディスプレイを加えましたが、厚さは基本的にiPhone XRと同じです。同時に、バックカバーに明確なカーブ処理をしているので、手の平に良くフィットして、握っていてとても心地良いです。
総合的に、Nubia Xの最大の注目点は、フロントカメラを取り除いた後に、非常に高い画面占有率を実現したことです。それによって、外観においても、実際のディスプレイ表示効果においても、確実なアップグレードを獲得しました。
その独特なサブスクリーンのデザインにより、自撮りの問題をうまく解決しただけでなく、同時に情報表示機能とゲームコントローラー機能を加えたことによって、サブスクリーンがただの「写真のファインダー」の役目をするだけではなく、全く新しい体験をもたらしました。
「X」を命名した製品として、わたしたちはNubia Xから多くの想像力に満ちた試みを確かに見ました。同時に、製品の本体の制御において、ハードのスペックから細部の研磨まで、高い水準のパフォーマンスをしました。
最後に販売において、Nubia Xディープグレー/ブラックゴールドバージョン6GB+64GB / 8GB+128GB / 8GB+256GBの価格は、それぞれ約54,000円、61,000円、69,000円です。ブルーゴールドバージョンは前のバージョンよりそれぞれ約1,600円高いです。
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出所: 極客之選
翻訳者:Amemoba メディア運営チーム