From: 愛搞機
本文作者:Hikari
今年のiPhoneの戦略は去年とほとんど変わらず、2台のフラグシップ機プラス準フラグシップ機です。今回で異なるのは名称です。アップルはこの世代の準フラグシップを正統な「iPhone 11」シリーズと呼びました。他の2台のハイエンドのフラグシップは「Pro」と呼びます。
アップルもマーケティングを始めました。去年のiPhone XRの「R」は、青春版、もしくは低スペック版の印象を与えました。筆者は20日発売当日にアップルの直営店で1台を買いました。これから皆さんにiPhone 11の簡単なレビューをしたいと思います。
iPhone 11はiPhone XRのアップグレード版と見ることができます。まず、iPhone 11は外観においてiPhone XRの多彩なカラーを継続しました。ブラック、ホワイト、レッド、イエローにグリーンとパープルが新しく加わり、合計六種類のカラーです。その中でグリーンとパープルが人気です。
筆者が思うには、今回のiPhone 11の中で一番良いカラーはグリーンです。パープルもすばらしいです。他のカラーはiPhone 11を感じさせません。
iPhone 11の外観において、最も突出した変化はカメラモジュールです。カメラモジュールの位置は依然として左上に死守しており、周りに一周して約1mm突起しています。カメラもシングルからデュアルにアップルグレードし、超広角焦点距離が加えられ、2つのカメラも若干出てきています。
アップルのLogoも背面のセンスを考慮して中央に移動しました。下の方にあるiPhoneの標識もなくなり、とてもシンプルになりました。
興味深いのは、iPhone 11の左上にあるカメラモジュールは磨りガラスを使っていますが、本体と他の部分はミラーガラスを使っています。カメラ、フラッシュライト、マイクの穴もiPhone XRより少し大きいです。本体の防水等級はIP67クラスからIP68クラスまでアップしました。
これ以外に他の場所に変化はなく、依然として、ガラスとアルミ金属の組み合わせによるデザインで、競馬場の形のフレームで、本体のスリーサイズと重さでさえ去年のXRと同じです。
両者は触感において、区別はありませんが、iPhone 11のカメラに一層の磨りガラスカバーが加わっているので、洗練さにおいてXRは勝っています。
6.1インチLCDディスプレイ、解像度1792×828、ppi326、P3色域に対応。
これは中国国内版で、Calmanに繋がらないので、ディスプレイの専門データをテストすることができません。
アップルは去年にそれをLiquid Retinaディスプレイと称しており、今年も同じようにLiquid Retinaディスプレイと呼んでおり、前世代のスマホのディスプレイが継続していることを説明しています。
このディスプレイは実際の見た目はとても良く、色彩の遷移が自然であり、True Toneと組み合わさって、心地良く使うことができます。
しかし、このディスプレイにも二つの欠点があります。一つは解像度が低く、Pro版のiPhoneと2Kディスプレイのアンドロイドスマホのように精細ではありません。通常の使用距離では問題ありませんが、近くで見ると少しぼやけています。しかしながら、結構多い1080PAディスプレイよりも遙かにすばらしいです。
もう一つは明るさです。手動で最高輝度は650nitまでできますが、自動輝度補正がなく、直射日光の状況でディスプレイをはっきり見ることは少し苦労します。
この世代の新iPhoneはアップルの最新A13 Bionicチップを搭載しています。「Bionic」チップという名称はA11からA13まで伝承されており、コアの規模には大きな変化はなく、4つの効率コア(efficiency cores)に2つの性能コア(performance cores)が加わって、計6つのコアの構造となっています。効率コア(efficiency cores)の性能は20%アップし、消費電力が40%低下しました。
性能コア(performance cores)の性能は20%アップし、消費電力が30%低下しました。独自の4コアGPUは、20%の性能アップ、40%の消費電力が低下しました。ニューラルエンジン(Neural Engine)は8コアフレームを使用し、20%の性能をアップし、15%の消費電力を低下しました。
CPU
GPU
iPhone 11がテストをするとき、GFXBenchサーバーに繋がらなかったので、iPhone 11の性能はiPhone 11 Pro Maxを参考にすることができます。
性能の向上は、基本的にアップルが発表したことと一致しています。今回のアップルはGPUの向上の幅を緩くしました。GFXBenchの比較において、プレッシャーが比較的に小さいテストでは明らかに向上しており、高いプレッシャーのテストでは、わずかな向上です。テスト期間が短かったので、A13 Bionicのチップに関する詳細なパフォーマンスは、詳細レビューでまた細かいテストをしたいと思います。
また、今回の新iPhoneは最新の802.11ax規格、すなわちWi-Fi6に対応しました。アップルはローカルエリアネットワークの転送速度が38%アップしたと言明しました。データネットワークが便利なので、今回のiPhone 11は依然として2×2 MIMO、すなわちダブルアンテナを使用しています。信号面における具体的なテストは詳細レビューに残したいと思います。
この世代のiPhone全体の最大の注目点は、アップグレードしたカメラ配置に他なりません。そこに一つの超広角焦点距離のカメラが加わりました。
メインカメラ:26mm、f/1.8絞り、1200万画素、光学手ぶれ防止、100% Focus Pixelズーム技術に対応しています。
超広角:13mm(120°)、f/2.4絞り,1200万画素;
フロントカメラ:f/2.2絞り、1200万画素、4K 60FPSビデオ撮影と120FPSスローモーションに対応します。
次世代のスマートHDR写真撮影、6つのエフェクトを備えたポートレートライティング。
いくつかのサンプルを撮影したので、参考にして下さい。
今回の新iPhoneはやっと夜間撮影モードを加えました。しかしながら、このナイトモードは自由にオンにすることができず、環境が適しているとスマホが判断した時に、画面上にナイトモードの選択が出てきます。その時にオンオフ、もしくは露出時間延長などを選ぶことができます。
超広角
アップルの最適化の実力はなお非常に強力であり、メインカメラの画面と超広角の画面において、基本的に違和感はなく、ホワイトバランスの露光も充分です。
このiPhone 11は依然として5V1Aの充電器が附属されています。実測を経過して、アップルのオリジナル18W充電器の、回線上の最高電力は約17Wでした。さらに大きい電力のPD充電器で充電の出力に驚きがありました。筆者も電流表でiPhone 11のゼロ電量からフル充電まで充電した過程を記録しました(テスト充電は30W PD充電器を使用)。
5分間の充電で10%、30分の充電で58%、1時間の充電で86%、フル充電は合計1時間44分必要でした。
面白いのはこのiPhoneの充電電力は最大23Wに到達することができることを発見したことです。充電の最初の17分間において、回線上の電力は基本的に20W以上に保つことができ、1時間ですでに86%の充電ができていました。ただ、後半の14%は40分ほども使ったということです。
筆者は一日の簡易的な使用の中で、手元にあるiPhone XRと比べて、使用状況の90%において、区別がありません。やはり重さとスリーサイズが同じだからなのでしょうが、筆者は現在まだこのスマホに対してさらに多くのテストとさらに進んだ使用を行なっていないので、このスマホに関するさらなる詳細のレビューを見たいなら、筆者が多く使用した後の詳細レビューをお待ち下さい。
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出所:愛搞機
翻訳者:Amemoba メディア運営チーム